使える表現

"We regret to inform you that we must let you go."

BBTオンラインのレッスンで使用している教材の中からビジネスに役立つフレーズをご紹介するシリーズ、今回のフレーズは”We regret to inform you that we must let you go.”です。

実際どのように役立つのか、レッスンを受けている気分で一緒にみていきましょう。

“We regret to inform you that we must let you go.”

意味:
「残念ですが、あなたを解雇しなければなりません」

役立つ場面:
文字通り、スタッフを解雇しなければならない場面で使えるフレーズです。

ポイント:
会社の経営環境によっては、自分自身が望まなくてもスタッフを解雇せざるを得ない厳しい状況に立たされる場合があります。

出来ることなら「解雇宣告役」にはなりたくないものですが、部下を持つ立場にあれば避けられない場面もあるでしょう。

そのような時、曖昧な表現は使わず、解雇の事実を明白に伝える必要がありますが、だからと言って

“We’ll let you go.”
(あなたを解雇します)

のように淡々と事実だけを伝えるのは、解雇される側の心境を考慮すると不親切です。

「解雇」という厳しい現実をつきつけられているのですから、相応の配慮が必要です。

具体的には、「残念」という思いを込め、相手の状況の厳しさに対する理解を示すことができると良いでしょう。

ここで今回のフレーズを改めてみてみます。
“We regret to inform you that we must let you go.”

“regret to”の部分には
「あたなにこんなことをお知らせするのは残念なのですが…」

また”we must”の部分には
「本当は解雇したくはないのですが、どうしてもせざるを得ない状況で…」

というニュアンスが含まれており、相手への配慮が感じられる文章となっていることがお分かりいただけるでしょう。

あくまでビジネスシーンですから、過度に申し訳なさそうに振舞うのも不適切ですので、”We regret to inform you that we must let you go.”のように相手に気配りはしつつ、冷静に事実を伝えるような物言いが好ましいのです。

「残念ですが…」のニュアンスを出すには、”regret to”を使う以外に、”I’m afraid”や”unfortunately”を使うことも可能です。

また「解雇せざるを得なくて…」のニュアンスは”have to”・”need to”を使っても”must”と同じ効果があります。

例)
“I’m afraid that we have to let you go.”
“Unfortunately, we need to let you go.”

更には、”let you go”(あなたを解雇する)の部分を変えることにより、解雇以外の場面で応用することも出来るのでとても便利です。

例)
Unfortunately, I need to let you know that your advertising costs will be greatly cut for the next fiscal year.
(残念ですが、来年度の広告費は大幅に削られることをお伝えしなければなりません)

相手に残念な事実を伝えなければならない時はぜひ今日のフレーズを思い出してください。

※今回のフレーズはマネジメントコースの管理系・レッスン8「レイオフ」から引用

※BBTオンラインのレッスンはビジネス英語に特化しており、ビジネスにおける様々なシチュエーションで求められる
微妙なニュアンスの使い分けまで学んでいただけるようコース・教材・講師を揃えています。

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