使える表現

"That’s not how I see things."

BBTオンラインのレッスンで使用している教材の中からビジネスに役立つフレーズをご紹介するシリーズ、今回のフレーズは”That’s not how I see things.”です。
実際どのように役立つのか、レッスンを受けている気分で一緒にみていきましょう。

“That’s not how I see things.”

意味:
「私はそのようには思いません」
役立つ場面:
交渉中などに、相手の発言に対して異議を唱える時に使えるフレーズです。
ポイント:
ビジネスにおける交渉の場では、自分の要求や決断を
理解しやすい言葉で明確に相手に伝える必要があります。
相手の発言に同意できない場合、面と向かって反対するのは
難しいですが、それでも交渉を成功させるためには
自分のポジションをはっきりとさせなくてはなりません。
そのような時、
“I think you’re wrong.”
(あなたは間違っていると思います)
のように伝えたのでは、相手を否定することになって
大変失礼なので、避ける必要があります。
相手には相手なりの立場や視点があり、たとえそれらが
自分のものとは異なっても相手が間違っているという
ことではありませんので、不適切なのです。
そこで役に立つのが今回のフレーズ
“That’s not how I see things.”です。
日本語にすると「私はそのようには思いません」と
端的になりますが、そこには「あなたはそのように考えて
いらっしゃいますが、私は別の見方をしています」
というように、相手を肯定するニュアンスが含まれます。
双方納得の合意を得るためには、表面的であったとしても
良好な関係を維持する必要がありますので、このような
フレーズが最適なのです。
文末の”things”を”it”とすることも可能です。
“That’s not how I see it.”また”That’s not how I see things.”と言った場合には、
当然言いっぱなしではなく、続けて自分の見解を述べる
必要があります。
お互いの視点を共有してから、合理的な着地点に到達
できれば理想的ですね。
例)
A: I think I should get an increase because I’m working long hours every day.
(毎日長時間働いているので、昇給に値すると思うのですが)
B: Well, that’s not how I see things. You’re working long hours, but that’s because you’ve only been here for three months and are still not quite used to your work.
(私はそのようには思いません。確かに長時間働いていますが、それはあなたが入社してまだ3ヶ月しか経っておらず、仕事にあまり慣れていないからでしょう)
A: Hmmm.Then, when will I be up for a raise?
(う~ん、そうかもしれません。それではいつになったら昇給の対象になるのでしょうか?)
相手の発言に対して異議を唱える時には
“That’s not how I see things.”を
ぜひご活用ください。
※今回のフレーズはマネジメントコースの
管理系・レッスン4「賃金交渉」から引用
※BBTオンラインのレッスンはビジネス英語に特化しており、
ビジネスにおける様々なシチュエーションで求められる
微妙なニュアンスの使い分けまで学んでいただけるよう
コース・教材・講師を揃えています。

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