使える表現

“It shouldn’t be a problem as…”

BBTオンラインのレッスンで使用している教材の中からビジネスに役立つフレーズをご紹介するシリーズ、今回のフレーズは”It shouldn’t be a problem as …”です。

実際どのように役立つのか、レッスンを受けている気分で一緒にみていきましょう。

“It shouldn’t be a problem as …”

意味:
「(その点は)問題にはならないはずです。なぜなら…」

役立つ場面:
ビジネスプランをビジネスパートナーに説明する場などで自分の計画に反対された際、しっかりと、しかし丁寧さは失わずに、自分の意見を擁護するために使えるフレーズです。

ポイント:
自分の提案した計画・アイデアに反対されたり、疑問を投げかけられることはビジネスの場ではよくあることですよね。

例)
A: I heard you’re getting into the professional film equipment business. Is that a good idea?
(プロ用のフィルム機器ビジネスに参入すると聞きましたが、それは良いアイデアなのでしょうか?)

そのような時、心の中では不安になってしまうこと、或いはついイライラしてしまうこともあると思いますが、そこは冷静になってしっかりと反論しなければなりません。感情を表に出さず、丁寧に伝えることも大事であるのは、日本語のコミュニケーションでも英語でも同じです。

さてその伝え方ですが、好ましい表現は今日のフレーズを使った次のようなものです。

例)
B: Absolutely. It shouldn’t be a problem as we’re already involved in the camera manufacturing business.
(もちろんです。我々は既にカメラ製造ビジネスに携わっているのですから、なんら問題にはならないはずです)

ポイントは2つあるのですが、1つ目は”It isn’t a problem”とせず”It shouldn’t be a problem”としている点です。

“It isn’t a problem”だと「それは問題ではありません」と断定する強いニュアンスになりますが、実際のところ計画は実行してみるまでどうなるか分からないのですから、あまり相応しくないということになります。また、相手の発言を直接的に否定することになりますので、丁寧さに欠ける表現とも言えるでしょう。

一方の”It shouldn’t be a problem”の”should”は「~するべきだ」の意味ではなく、「~のはずだ」という推量の意味ですので、否定形にすると「~しないはずだ」の意味となり、問題が発生するかもしれない現実により即した表現だと言えます。また、断定しない分、相手の発言を否定するニュアンスが弱まり、丁寧な表現になります。

更に、”should”は確率の高い推量を表しますので、「問題にはならない」ことに強い自信があるというニュアンスを持たせることもでき、自分の意見を擁護するにピッタリの表現なのです。

2つ目のポイントは、”It shouldn’t be a problem”で終わらず、その後すぐに”as”で始まる節を続けて、なぜ「問題にはならないはず」なのか、理由を説明している点です。

相手に反論を受け入れてもらうには、必ず根拠が必要ですので、これはとても重要なポイントです。また、相手を否定するだけでなく、理由を示して冷静に議論する姿勢を見せることは、その場を建設的な雰囲気にするにも役立ちます。

理由を説明する節を導く接続詞として、”as”の代わりに”because”を使っても構いません。

最後に、「問題」を表す単語として今日のフレーズでは”a problem”を使っていますが、状況によっては”an issue”や”a concern”などに置き換えても良いでしょう。それぞれの意味は、以下を参考としてください。

“problem”:解決すべき厄介事
“issue” :議論に取り上げられるべき話題
“concern”:心配される懸念事項

自分の計画やアイデアに対して反対意見や否定的意見を受けたら
“It shouldn’t be a problem/issue/concern as…”をぜひご活用ください。
※今回のフレーズはマネジメントコースの経営系・レッスン19「事業計画の変更を説明する」から引用

※BBTオンラインのレッスンはビジネス英語に特化しており、ビジネスにおける様々なシチュエーションで求められる微妙なニュアンスの使い分けまで学んでいただけるようコース・教材・講師をご用意しています。

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