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ロンドン通信

ロンドンで働く(1) ~勤務初日から3ヶ月間、ハード面を中心に-ロンドン通信vol.5-

「暮らす」「楽しむ」「遊ぶ」ロンドン生活に、念願叶い「働く」が加わりました。

今回・次回は、勤務初日~(契約期間満了の)3ヶ月間のロンドン勤務の所感を(注)。実は、本日現在(契約が更新され)勤務して半年経過しています。勤務開始直後3ヶ月間と契約更新後3ヶ月間の様々な変化は、機会を改めてご紹介させていただきます。

(注)私の日本での就労経験は、パナソニック10数年・中央官庁(パナソニックからの出向)1年半と限定的であり、日英との比較・ロンドン勤務について本記事で一般化するつもりはない点、申し添えます。

勤務初日

ロンドン通信vol.3登場の)おばあちゃま先生にレッスンで
「初日の挨拶、めちゃくちゃ緊張する…どんな話したらいいかな?」
と相談したところ、先生大爆笑。
先生:「初日の挨拶?!何それ?」
私 :「私が勤めていたパナソニックでは、新たに部署に来た人はみんなの前で挨拶するのよ。」
先生:「嘘でしょ?ただでさえ緊張している人に、なんで更に緊張させるようなことするの?信じられない!イギリスでは挨拶はなくて、フロア回って同僚紹介されて終わりよ。」
私 :「ええ、そうなの?!」

勤務初日。会議室にて一通りの人事手続きを終えた後、人事に連れられてフロアを一周したのち、「はい、あなたの席はここよ、じゃあね」で終了。
ええ?これだけ?先生のおっしゃったとおり!

職場環境

(1)犬
セラピー犬ではありません。スタッフの飼い犬です。たまに事務所内を散歩しています。

(2)トイレ
まさにダイバーシティの街、ロンドン。

(3)会議室
コーヒー、紅茶、水(ガス入り、ガス無しの2種類)、ビスケットが全会議室に備え付け。来客対応のみならず、内部のミーティングや研修でも利用する会議室です。

(4)キッチン
開放感あるキッチン。スタッフの歓談の場の役割もあります。無料のコーヒー・紅茶やフルーツの提供も。

昼休憩

デスクランチが圧倒的多数。ちなみに、ほとんどがtake away(注)で、手作り弁当はほぼ皆無。
食堂の食事が美味しくないことと、take awayには20%のVAT(付加価値税)がかからないことが背景にあるのか?いずれにせよ、デスクランチがほとんどです。
ちなみに、中央官庁の職員のように、昼休憩にデスクで寝る人はゼロ。
(注)イギリス英語、アメリカ英語ではtake out

残業

日本では「就業時間後、30分~1時間はなんとなく残る(帰りづらい)」こともありましたが、こちらは驚くほど時間きっちり。30分も残ろうものなら、上司から「今日残業してまでしなければならない仕事は何?」と確認され、定期的に職場巡回する人事からも「何の仕事が忙しいの?」と聞かれます。
基本的には、上司の事前承認がなければ残業はできません。また、「本日中にしなければならない」緊急性がなければ、翌日に対応するよう指示されます。

給与

イギリスでは、全国最低賃金法(National Minimum Wage Act)により最低賃金の定め(https://www.gov.uk/national-minimum-wage-rates)があります。日本と異なる点は、「地域ごとに最低賃金が異ならない」「年齢によって最低時給が異なる」こと。
日本では今月度給与は来月支払い(例:4月分の給与は5月に支払い)でしたが、私の職場では今月度給与は今月14日支払い(例:4月分の給与は4月14日に支払い)。もし月の後半に働かなかったら返還請求されるのでしょうか??

出勤交通費

出勤にかかる交通費は支給されません。また、ロンドンには日本のような定期券もありません。ロンドンは交通費が安くなく、比較的中心部に近いところに住む私でも1日往復1000円弱かかります。

休暇

日本と異なるイギリスのいくつかの休暇制度、そのうち今回は2つをご紹介します。

(1)年次有給休暇(Annual Holiday)
・1年間の法定年次有給休暇は最低28日(ただし年8日の法定休日を含む)
・基本的には休暇の繰越はNG
・当事務所では、Annual Holidayを購入できる制度(給与と相殺)もあり

(2)病気休暇(Sick Leave)
・病気で欠勤する際は(Annual Holidayでなく)Sick Leaveを利用
・Sick Leave中も給与は支払われる
・Sick Leaveの日数は会社により異なる(当事務所は数十日)

日本にいた頃は、
・インフルエンザにかかったら1週間休まないといけないから年休多めに残しておこう
・もし消化できなくても、来年取得すればいいわ
と思っていた休暇。
イギリスでは
・病気になったらSick Leaveを使えばいいからAnnual Holidayは残さなくていい
・けれども、取得しきれなかったらもったいないから年度内にAnnual Holiday使い切らないと
と、休暇に対しては日本とは異なるメンタリティです。

Holiday

日本では年次有給休暇を消化しきっている人はほとんど居なかった記憶がありますが、こちらは完全に逆。子どものハーフタイムや学期末の休みに合わせて1週間まとめてHolidayを取得するのはザラ。稼ぎ頭のパートナーが、2~3ヶ月間のHolidayを取得することもあります。しかも、Holidayで不在の際は、周囲が当たり前のようにその人の仕事を引き受けるため(愚痴など一切聞いたことがない)、周囲の目を気にせず気持ちよくHolidayを取得している模様。「お互い様」という感じなのでしょうか。
Holiday明けも「お休みをいただいてすみませんでした」と言う人は皆無。謝るなど、発想にもなさそう。
Holidayは、月1日での取得より、数日間まとめて取得している人が多い印象です。

Work From Home(WFH)

日本で「リモートワーク」と呼ばれるいわゆる在宅勤務、ここではWork From Homeといいます。毎週金曜日はWFHのスタッフが非常に多く、感覚的には半数近いスタッフがWFHの印象で、事務所はガランとしています。他社でも同様なのか、金曜日は通勤電車がいつもより空いていることが多い気も。

treats

1~2ヶ月に一度、金曜日の16時ころから、管理職からスタッフに対する日頃の感謝の気持ちと労いとして、お酒・ジュースやお菓子が振る舞われます。飲みながら歓談したり仕事をしたり、ゆる~い金曜日の夕方は、なんとも素敵な時間。

また、お土産の配り方も異なります。日本にいた頃は
「うちの職場は○人だから最低○個は必要で、あと△△さんや✕✕さんにもお世話になっているから更に○個必要で…」
と、個数を気にし、かつ個包されたものを選ぶことが多かった記憶が。

今の職場では、例えば
‘Treats in the kitchen from my trip to Australia’
といったメールがスタッフ全員のメーリングリストに送られ、キッチンにお土産やtreatsがドシャーッと置いてあります。早いものがち。1時間もしないうちに、あっという間になくなることも。圧倒的人気はチョコレート。イギリス人はチョコレートが大好きです。ちなみに、これまで見た中で一番無くなるまでに時間がかかっていたのは、日本のグミとインドの激辛煎餅でした。


【筆者プロフィール】

小根森純子。大学卒業後、松下電器産業(現パナソニック)入社。ロンドン転勤の夫に帯同するため、2019年8月退社。同年10月より英系法律事務所にて勤務開始。
TOEIC790点。二技能かつ選択問題のためそれなりの点数に見えなくもないが、実力的には600点程度と予想。仮に四技能の試験になれば恐らく400点程度。聞く・話すが極めて苦手。
夫・息子(14歳)との三人暮らし。家族・友人・旅行・グルメが大好きで、蛇とネガティブが大嫌い。

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