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ビジネスで頻出の英熟語-Have an ax to grind

ビジネスで役立つ英熟語をご紹介するシリーズ、今日は「Have an ax to grind」です。
「研ぐべき斧を持っている」ってどういうこと!?

意味と例文

意味)
Have an ax to grind
– 利己的な理由(下心)がある
– 腹に一物ある
– 個人的に強い意見を持っている

例)
I need objective advice from someone with no axe to grind.
(私情のない人物からの客観的なアドバイスを必要としている)
If you have an axe to grind, you should discuss it with your boss.
(何か言いたいことがあるのなら、上司に相談した方がいいですよ)
I have no political axe to grind.
(私には政治的な思惑はありません)

熟語の由来

この熟語は、アメリカ建国の父の1人として知られ、100ドル紙幣に肖像画が描かれているベンジャミン・フランクリンの自伝に登場する訓戒的な逸話に由来しているという説があります。
その話の中で、鍛冶屋に斧を研がせようとした男が、結局自分で研ぐことになったというくだりがあることから、”have an ax to grind”=「下心がある」という意味で使われるようになったということです。

使用にあたって

使い方としては、「斧」の部分に当たる”ax”は”axe”とスペルされることもあります。アメリカ英語では”ax”、イギリス英語では”axe”が一般的とされていますが、絶対という訳ではありません。
(アメリカ英語で”axe”、イギリス英語で”ax”とされることもあります)
また、前置詞”with”または”against”と一緒に”have an ax to grind with/against”の形で使われる場合、「~に反感・恨みを持つ」という意味になります。
例)
He has an axe to grind with/against his boss.
(彼は上司に恨みを持っている)
こちらには、恨んでいる相手を襲うための(!)斧を研ぐ必要があるから…という由来説もあり、その真偽は怪しいところですが、覚え易いイメージであることは否めませんね(笑)
“have an ax to grind”と関連表現、ぜひ覚えておいてください。

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