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「成人の日」にまつわる英語あれこれ

今日は「成人の日」です。
新成人の皆様には心よりお祝い申し上げます。

さてこの「成人の日」、英語では”Coming-of-Age Day”と表現されます。

“coming of age”(名詞)とは「成人年齢=若者が法的に大人とみなされる年齢」を意味するので、まさに「成人の日」という訳です。

ちなみに日本の成人年齢は現在の民法においては20歳ですが、18歳に引き下げるための法改正案が今年国会に提出される予定があり、数年以内に変更される可能性が大いにあり得ます。
(去年は選挙権年齢が一足早く18歳に引き下げられました)

しかし、成人年齢のデータがある世界187の国や地域の内、実に7割以上が成人年齢を18歳と定めているので、世界的に見ると自然な流れと言えそうです。

(ご参考までに、成人年齢が一番低いのはアフガニスタン・カメルーン・プエルトリコ・ハイチで14歳、一番高いのはアルゼンチン・インドネシア・エジプトなどの21歳です)

さて、英語の話に戻ると、「成人式」は同じく”coming of age”を使って”coming of age ceremony”と表現されます。

そして、成人すると出来るようになることと言えば、選挙がなくなった今、飲酒・喫煙あたりが代表的なところでしょうか。

それらの対象年齢も今後変わるかもしれませんので、それぞれが出来るようになる年齢を表す個別表現もご紹介しておきましょう。

「選挙年齢」=”voting age”
「飲酒年齢」=”drinking age”
「喫煙年齢」=”smoking age”

ところで”coming of age”には「成人年齢」の他にも「物事が成功し始める時」という意味があります。

例)We’re seeing the coming of age of democracy in the country.
(この国では民主主義が根付き始めている)

また、”of”と”age”の間に別の言葉を加えれば

「結婚適齢期」=”coming of marriageable age”
「学齢」=”coming of school age”

などの意味にもなります。

更に、”coming”の部分を”come”とすれば「成年に達する」という意味の動詞表現として使えます。

例)My nephew has now come of age.
(甥っ子が成人した)

「成人の日」を機会に、「成人の日」にまつわる英語あれこれ、ぜひ覚えておいてください。
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