ビジネス英語情報

“used to”の使い方

英語で”used to”といえば、「以前は~したものだ」または「~に慣れている」という意味で使われる表現ですが、それぞれの意味での正しい使い方がすぐに思い浮かぶでしょうか?

例えば
“I used to work long hours.”
“I’m used to working long hours.”
という2つの文章。

どちらが「以前は長時間働いたものだ」で、どちらが「長時間働くのに慣れている」の意味か、悩まずに答えられますか?

悩んでしまう方も、そうでない方も、今日は”used to”の使い方を今一度確認しておきましょう。

used to

1.「以前は~したものだ」の意味の場合

(1)基本的な使い方
“used”の部分は動詞ですので、主語の直後に”used to”を配置します。

例)I used to work long hours.
(以前は長時間働いたものだ)

(2)意味の注意点
現在には当てはまらない過去の事実を表す時にだけ使えます。

例)I used to work long hours.
(以前は長時間働いたものだ=現在は長時間は働かない)

※現在も依然として長時間働いている場合には”I used to work long hours.”とは言えません

(3)時制
過去形のみですので、現在の習慣を表すのに”use to”とすることは出来ません。

例)○I used to excersice a lot.
(以前はよく運動したものです)
×I use to excersice a lot.
(よく運動します)

(4)疑問文
過去形と同じく”Did 主語 use to ~ ?”になります。

例)Did you use to work for ABC company?
(ABC会社に勤務していたのですか?)

(5)否定文
過去形と同じく”didn’t use to”になりますが、”used not to”も可能です。

例)I didn’t use to like my boss.
= I used not to like my boss.
(以前は上司が好きではありませんでした)

2.「~に慣れている」の意味の場合

(1)基本的な使い方
“used”の部分は形容詞ですので、主語+be動詞の後に”used to”を配置します。
また”to”は前置詞ですので、後に動詞が来る場合は”~ing”の形になります。

例)I’m used to working long hours.
(長時間働くのに慣れている)

(2)時制
全ての時制で使うことが出来ます。

例)I wasn’t used to getting up early when I first got a job.
(初めて職に就いた時には早起きに慣れていなかった)
However, I’m used to getting up early now.
(しかし今では早起きに慣れている)

(3)疑問文・否定文
通常の形容詞と同じ扱いです。

例)Are you used to using a PC?
(パソコンの操作に慣れていますか?)
No, I’m not used to using a PC.
(いいえ、パソコンの操作には慣れていません)

3.発音

「以前は~したものだ」の場合も「~に慣れている」の場合も、「ユーズド トゥ」ではなく「ユーストゥ」と発音します。

如何でしたでしょうか?

“used to”の2種類の使い方は混同し易いですが、使われる頻度も多く、便利な表現ですので、ぜひ覚えて積極的に使ってみてください。

まずはビジネス英会話力チェック(無料)をお試しください


BBTオンライン英会話はポイント制で、 受講ペースと5つのコースの組み合わせは自由自在です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事