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カタカナ英語に要注意!-ソフトクリーム

気をつけなくてはならない和製英語をご紹介するシリーズ、今回は「ソフトクリーム」です。

日本語で「ソフトクリーム」と言えばもちろん、コーンの上に柔らかいアイスクリームをくるくる回しながら乗せる食べ物ものです。

夏真っ盛りの今、思わず食べたくなりますね。

しかしこの「ソフトクリーム」、「ソフト」も「クリーム」も英語なので同じく英語だと思ってしまいそうですが、実は和製英語なので、英語で話をする時には要注意です。

いざ「ソフトクリームが食べたい!」という時に間違えないよう、正しい表現を確認しておきましょう。

ソフトクリーム

英語で「ソフトクリーム」は”soft serve (ice cream)”または”whipped ice cream”と表現します。

そもそもソフトクリームとは、アイスクリームと同じ原料で作られるものの、冷凍する過程で空気を入れてアイスクリームより柔らかくしたものですので、”soft serve”=「柔らかく提供された」の表現がぴったりな訳です。

また”whipped”も「泡立てられた」つまり「空気を含んで膨らんだ」の意味ですので、こちらも納得の表現です。
(ケーキなどでお馴染みの、泡立てた生クリーム=ホイップクリームもこの”whipped”を使って”whipped cream”と表現されます)

日本では”soft serve ice cream”が省略されて「ソフトクリーム」が一般化したということであり、そのまま英語に戻して”soft cream”としても「柔らかいクリーム」の意味にしかならないのです。

アイスクリームに関連する要注意表現は「ソフトクリーム」の他にも幾つかあるので、ここでまとめてご紹介しておきましょう。

1.日本では「アイスクリーム」を「アイス」と省略しますが、英語で”ice”は「氷」の意味しか持ちませんので、略さないようにしましょう。

2.日本では棒つきのアイスを「アイスバー」や「アイスキャンディー」などと言いますが、どちらも和製英語で、英語では”Popsicle”が一般的です。
(”Popsicle”はユニリーバ社が所有する登録商標ですが、北米では一般名称化しています)

3.世界最大級のアイスクリームチェーンである「バスキン・ロビンス」は日本では「サーティーワンアイスクリーム」として知られていますが、40ヶ国以上に展開している中で”Thirty-one Ice Cream”で通じるのは日本と台湾だけで、他の国では”Baskin Robbins”と言わなければ通じません。

アイスクリームが大活躍のこの暑い時期、ぜひ正しい表現を覚えておいてください。

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