ビジネス英語情報

現在形と現在進行形の違いは?

英語の「時制」と聞くと、学生時代の文法学習を思い出して反射的に苦手意識を持たれる方も多いかもしれませんが、「伝わる英語」を使いたいと思うならば、決して避けては通れないポイントです。

実際、時制が間違いだらけだと、いつの話をしているか聞き手・読み手側はさっぱり分からず、混乱を招くからです。

そこで今日は、時制の中でも最もシンプルな形である現在形と現在進行形を、その違いを中心にご説明したいと思います。

「そのくらいは分かっているから大丈夫」と思われた方、本当に大丈夫ですか・・・?

現在形の表す意味

1.現在の一般的事実(性質・状態)を表す

He is 30 years old.
(彼は30歳です))
He works for ABC company.
(彼はABC会社に勤めています)

2.普遍的なことを表す

Water consists of hydrogen and oxgen.
(水は水素と酸素から構成されています)

3.繰り返し起こること、習慣を表す

I usually get up at six.
(私は大抵朝6時に起床します)

4.未来を表す語と一緒に、未来形の代用として「確定的な未来」を表す

We leave tomorrow morning.
(私達は明朝出発します)

現在進行形の表す意味

1.現在進行中の動作・出来事を表す
(その瞬間には起きていないことでも構わない)

He is learning English now.
(彼は今、英語の勉強中です)

2.未来を表す語と一緒に、未来形の代用として「確定的な未来」を表す

We’re moving next month.
(私達は来月引っ越します)

さて、ここまでは問題なく読み進められたことと思いますが、
ここから書く違いはどうでしょうか?

現在進行形が単なる現在形の進行の意味ではなく、両者で微妙に違ったニュアンスになるケース

1.do/be doing(状態を表す動詞で)

do:いつも~している(一般的事実)
例)Does he wear glasses?
(彼はいつも眼鏡をかけていますか?)

be doing:一時的に~している(一時的状態)
例)She’s wearing glasses for driving.
(彼女は車を運転するために一時的に眼鏡をかけています)

2.do/be doing(動作・行為を表す動詞で)

do:~する(積極的な意思のない行為)
例)How far does my voice reach?
(私の声はどのくらい遠くまで届きますか?)

be doing:~している(意図的な行為)
例)He is reaching for his coat.
(彼は手を伸ばしてコートを取ろうとしています)

3.always do/be always doing

always do:いつも~する(習慣)
例)I always play computer games when I have free time.
(私は時間があるといつもゲームをします)

be always doing:いつも~してばかりいる(非難の意味が含まれる)
例)You’re always playing computer games.
(あなたはいつもゲームばかりしていますね)

4.think/be thinking

think:~だと考える(意見や信念)※この意味では進行形にならない
例)I think we should move faster.
(私たちはもっと早く行動するべきです)

be thinking:~かと検討している
例)I’m thinking if we should move faster.
(私たちはもっと早く行動した方がいいのではないかと検討中です)

5.be 形容詞/be being 形容詞

be 形容詞:~である(事実)
例)He is serious.(彼は真面目だ)

be being 形容詞:(いつもは違くても)~のように振舞っている
(非難を表すことが多い)
例)He is being serious.
(彼は真面目そうに振舞っている)←いつもは真面目ではない

いかがでしたか?

色々と細かい違いがあって苦手意識が増幅されてしまったかもしれませんが、丸暗記しようせず、どちらを使おうか悩んだ時の参照先としてでもぜひご利用ください。

これからも時々役に立ちそうな文法事項をご紹介していきます。

まずはビジネス英会話力チェック(無料)をお試しください


BBTオンライン英会話はポイント制で、 受講ペースと4つのコースの組み合わせは自由自在です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事