ビジネス英語情報

「節分」を英語で説明できる?

今日は「節分」ですね。

豆まきをしたり、恵方巻やイワシを食べたり、柊鰯(ひいらぎいわし)を玄関に飾ったり、ご出身やお住まいの地域によって過ごし方は様々と思います。

ところでこの「節分」、外国人の方に
“What is Setsubun? What do you do for Setsubun?”
(「節分」って何ですか?「節分」には何をするのですか?)
と尋ねられたら、英語でどのように答えますか?

(頭の中で)
え?「節分」?「節分」って英語で何て言うんだろう?
「何をする?」って訊かれても… 豆まきの「豆」は何だっけ?
「鬼は外、福は内」の「鬼」と「福」も英語じゃ言えないし…
恵方巻もイワシも柊鰯も英語で何て言えばいいのかさっぱり分からない!

その結果↓

“Ummmm… I don’t know!”
(えーっと、、、分かりません!)
“Sorry, but I can’t explain!”
(ごめんなさい、でも説明できません!)
“Setsubun is Setsubun! We do Mamemaki and eat Ehomaki and Iwashi!”
(節分は節分です!豆まきをして、恵方巻とイワシを食べるんです!)

などと言ってしまっては、折角のコミュニケーションの機会が台無しになってしまいます。そして「教養のない人だ」「自分と会話したくないんだな」などと自分に不利なイメージを残してしまうかもしれません。

上記の例は極端に思えるかもしれませんが、外国人を前にして慌ててしまうと、似たような結果になってしまうことは珍しくないでしょう。

それではどうすれば良いでしょうか?

「節分」のように、日本の習慣や伝統など、細々とした英単語が思い浮かばない時の発話ポイントは、なんと言っても「自分の知っている単語だけでなんとか説明してみる」ということです。

豆まきの豆(炒り大豆)が分からなければ「small beans」、鬼は「bad」、福は「good」、恵方巻は「big sushi」、イワシは「small fish」、柊鰯は「a tree branch and fish」でも十分。何も言わないより断然ベターです。

また、「知っていること全てではなく、説明できそうなことだけにフォーカスする」のも良いでしょう。例えば、柊鰯は諦めて豆まきだけ説明する、というようなことです。

とにかく、正確な英単語に固執することなく、会話をスムーズに続けていくことに重点を置いていくのです。

そして、言いたくても言えなかったことは後で調べておいて、次に同じ質問をされた時にもっとうまく答えられるようにしておくことも大事です。

最後に、回答例を挙げておきましょう。

Setsubun literally means “division of seasons,” but now we Japanese call only the division of winter and spring “Setsubun,” and it usually falls on February 3. You may think it’s far away from the beginning of spring, but that’s because Setsubun is derived from the old lunar calendar.
(「節分」は文字通りだと「季節の分かれ目」を意味しますが、我々日本人は今では冬と春の分かれ目だけを「節分」と呼んでおり、それは大概2月3日に当たります。春の始まりにはほど通いと思われるかもしれませんが、それは旧暦の太陰暦から来ているからです。)

It all depends on where you’re from or you currently live, but on Setsubun day, people normally do Mame-maki, or throw roasted soy beans inside and outside our houses while saying, “Goblins, get out! Happiness, come on in!” Then we eat the remaining beans as many as our own age.
(節分に何をするかは出身地や居住地によるところですが、一般的には「豆まき」をします。「豆まき」とは、炒った大豆を「鬼は外!福は内!」と言いながら家の内外にまくことです。そして、残った豆を年齢の数だけ食べます。)

Many people eat Sushi-roll called “Ehomaki”, too, and we’re supposed to eat it while facing the lucky direction of the year. Also, some people eat grilled sardine and decorate its head with a holly branch outside their front door.
(「恵方巻」と呼ばれる巻き寿司を食べる人も多いですが、それはその年の良い方角を向きながら食べるものとされています。また、焼いたイワシを食べて、頭の部分を柊の枝と一緒に玄関の外に飾り付ける人もいます。)

All is meant to wish for good health and happiness and to keep away bad luck.
(全ては、健康や幸せを願い、悪運を寄せつけないために行うものです。)

上記はあくまで1つの回答例ですので、ぜひ自分なりの回答を考えてみてください。

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