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英語で季節の挨拶~クリスマス・年末年始~

クリスマスや年末年始が近づき、「良いクリスマスを」「良いお年を」など、季節の挨拶をする機会が増えてくるこの時期。
外国人の同僚やビジネスパートナーにも英語で挨拶して善意を示したいものですね。
しかし、いつ頃、どのような挨拶をすれば良いのかイマイチよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今日は、クリスマス・年末年始に向けた英語での挨拶の仕方をご紹介したいと思います。

1.クリスマスまで

“We Wish You A Merry Christmas”(クリスマスおめでとう)という有名なクリスマスソングがありますから”I wish you a Merry Christmas.”が良いのでは…と思ってしまいがちですが、最近この表現は公の場ではほとんど使われません。
(以前は使われていたこともありました)
なぜなら、キリスト教以外の宗教ではクリスマスをお祝いすることはないので、別の宗教を信仰している人に”Merry Christmas.”は失礼に当たるからです。
この時期、相手の信仰に関係なく安心して使えるのは”Happy holidays.”や”Happy holiday season.”です。
(”I wish you happy holidays.”などとしてもOK)
具体的に”The holidays”・”The holiday season”というのは11月の第4木曜日の”Thanksgiving Day”(感謝祭)から1月1日の”New Year’s Day”(元旦)までの期間を指すので、その間であればいつでも使えるのですが、一般的にはクリスマスまでに使われることが多いようです。

もし相手がキリスト教を信仰していると知っている場合は”I wish you a Merry Christmas.”でもちろん構いません。

注意しなければならないのは、この時期に休暇をとっているからといって「クリスマス休暇だろう=キリスト教を信仰しているのだろう」と思い込んでしまうことです。
ユダヤ教の”Hanukkah”(ハヌカー)というお祭りや、アフリカ系の”Kwanzaa”(クワンザ)というお祭りもクリスマスに近いので、そのための休暇かもしれないのです。
会話例)
同僚A:I am leaving the city tonight, spending the holidays with my family back in the US.
同僚B:That sounds great! I hope you have happy holidays! See you in the New Year.

2.クリスマス以降

クリスマスが終わった12月26日以降は、残された祝日は”New Year’s Day”だけとなり、新年は宗教とは無関係なので”Happy New Year.”が誰にでも安心して使えるフレーズです。
“Happy New Year.”というと「新年の挨拶なのでは?」と疑問を持たれるかもしれませんが、こちらは実は「良いお年を」の意味でもあるので、年末から使っても問題ないのです。
そして当然、年始にも「明けましておめでとうございます」の意味で広く使うことができます。
いつまで使えるかは、日本語の新年の挨拶の感覚に近く、だいたい年が明けて1~2週間くらいの間、その年初めて会う相手に使うのが自然です。
会話例)
同僚A:Happy New Year! How were your holidays?
同僚B:Thanks, Happy New Year to you, too. We had a great time visiting friends in Florida.
これからの時期にぜひ参考にしてください。
Wish you all Happy Holidays!
※この記事はアメリカ英語を元に書かれたものです

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