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カタカナ英語に要注意!-ナイーブ
気をつけなくてはならない和製英語をご紹介するシリーズ、今回は「ナイーブ」です。
日本語で誰かを「ナイーブ」と形容する時には、「純粋で傷つきやすい・素直で飾り気がない」などの意味で使われますね。
”純真さ”や”素朴さ”を表す、どちらかというと良いイメージの言葉でしょう。
しかし英語の”naive”は反対にネガティブな意味合いの言葉ですので、日本語の「ナイーブ」のつもりで使うと失敗してしまいます。
今日は「ナイーブ」の正しい英語表現を確認しておきましょう。
ナイーブ
まずは英語の”naive”の意味ですが、日本語でいう「世間知らず・お人よし・だまされやすい・考えが甘い」などにあたります。
”幼稚さ”や”未熟さ”を表す言葉で、決して褒め言葉としては使われません。
例えば”You’re naive.”と言われれば、多くの人は馬鹿にされたように感じ、腹を立ててしまうでしょう。
ですので、日本語の「ナイーブ」と同じ感覚では使えないのです。
では日本語の「ナイーブ」に相当する英単語は何かといえば、表したい内容により色々考えられますが、代表的なものとしては
「傷つきやすい」:”sensitive”・”delicate”
「純真」:”pure”・”innocent”
「素直」:”gentle”
などが挙げられます。
使いたい相手や状況により、適切な単語を選ぶようにしてください。
根源的にはどちらも同じく初々しさを表す「ナイーブ」と”native”ですが、含みが正反対なだけに使う時には注意しましょう。