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ビジネスで頻出の英熟語-Keep one’s fingers crossed
ビジネスで役立つ英熟語をご紹介するシリーズ、今日は「Keep one’s fingers crossed」です。
「指を交差させておく」ってどういうこと!?
Keep one’s fingers crossed
意味)
keep one’s fingers crossed – 幸運を祈る
この熟語は、片方の手の中指を、同じ手の人差し指にかけた状態にする手のジェスチャーから来ています。
(自分の手でその形を作ってみましょう!)
このジェスチャーが何を表しているかと言えば、キリスト教における十字架で、元々はクリスチャンの人々が、何か悪いことのあった時、神の助けを請うために使っていたジェスチャーでした。
それが一般化して、幸運を祈るためのジェスチャーとして広く使われるようになったもので、実際に今でもとてもよく使われています。
そのジェスチャーを言葉で表したものが”keep one’s fingers crossed”であり、同じ「幸運を祈る」という意味なのです。
例)I’m keeping my fingers crossed until we land the deal.
(その取引が獲得できるよう祈っています)
動詞は”keep”を使うことが多いですが、”get”や”have”を使うことも可能です。
また、誰かに「あなたの幸運を祈っていますよ」と伝えるため、”My fingers are crossed.”のような形で使われる場合もあります。
使われ方として多いのは、上記例文のように自分のために祈る場合と、「(私のために)祈っていてください」の意味で”Keep your fingers crossed!”と人にお願いする場合です。
比較的カジュアルな表現ではあるものの、熟語もジェスチャーも頻出ですので、ぜひ一緒に覚えておいてください。
ちなみに、英語の”finger”は通常「指」と訳されますが、日本語でいう親指にあたる指は英語で”finger”とは言いません。(”finger”は人差し指・中指・薬指・小指の4本)
親指は”thumb”で、残りの4本を言い分けるには以下の表現を使いますので、こちらも覚えておくと便利でしょう。
人差し指:forefinger, index finger
中指:long finger, middle finger
薬指:ring finger, medicinal finger
小指:pinkie/pinky (finger), little finger