ビジネス英語情報

期間を表す単語 for/during/while の違い

英語で期間を表す時に使う”for”と”during”と”while”。

日本語にするとどれも「~間」と訳されることが多いですが、使い方はそれぞれ違います。

今日は期間を表す3つの単語の違いを見ていきましょう。

1.for

<使用法> for + 期間を表す名詞
<意味> 「~間」

“for”は前置詞であり、後ろには期間(特定の期間も漠然とした期間も可)を表す名詞が続き、全体として物事が起きた「時間の長さ」を表します。

例)
・for one hour(1時間)
・for two days(2日間)
・for weeks(何週間もの間)

・I took a nap for one hour.
(1時間昼寝した)
・He’s been working on the project for weeks.
(彼は何週間もの間、そのプロジェクトに携わっている)

2.during

<使用法> during + 物事・時期を表す名詞
<意味> 「~の間に(~の時)」

“during”は前置詞であり、後ろには物事・時期を表す名詞が続き、全体として物事が「いつ」起きたのかを表します。

例)
・during the meeting(会議の間に)
・during the night (夜の間に)
・during the summer vacation(夏休みの間に)

・I received a phone call during the meeting.
(会議の最中に電話を受けた)
・It started raining during the night.
(夜の間に雨が降り始めた)

上記例文の通り「~の間のどこかの時点で」という意味で使われることもありますが、下の例文のように「~の間ずっと」の意味で使われることもあります。

・I worked during the night to finish the report.
(報告書を書き上げるために夜の間ずっと働いた)

※「~の間ずっと」の意味では”through”と置き換えが可能です

いずれにしても、”for”のように「時間の長さ」を表しているわけではありません。

正:I took a nap for one hour.
誤:I took a nap during one hour.

3.while

<使用法> while + 節(主語+述語)
<意味> 「~する間に(~の時)」

“while”は接続詞なので、後ろには基本的に主語+述語を含む副詞節が続き、全体として主節の物事が「いつ」起きたのかを表します。
(意味合いは”during”と同じです)

例)
・I received a phone call while I was in the meeting.
(会議に出席中に電話を受けた)
・It started raining while I was asleep.
(寝ている間に雨が降り始めた)

但し、whileの後に続く副詞節の主語が主節の主語と同じ場合は、while節中の主語+be動詞はよく省略されます。

例)
・I received a phone call while (I was) in the meeting.
(会議に出席中に電話を受けた)
・We discussed the issue while (we were) having coffee.
(コーヒーを飲みながらその問題について議論した)

この場合、一見”while”が前置詞のようにも見えますが、あくまで”while”は接続詞であり、上記の場合を除いて(主語+述語)を省くことはできないのでご注意ください。

正:I fell asleep during the movie.
正:I fell asleep while (I was) watching the movie.
誤:I fell asleep while the movie.

よく似ていて混同しやすいfor・during・whileですが、正確に使い分けるようにしましょう。

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