ビジネス英語情報

英語の形容詞の順番

メリークリスマス!
今日は12月25日です。

クリスマスというと皆さんは何を思い浮かべますか?

赤い洋服を着たサンタクロース。
美味しい食事にケーキ。
大きなクリスマスツリー。

色々だと思いますが、ここで注目していただきたいのは実は”形容詞”の使い方です。
(ちょっと無理がありましたね 笑)

上の例では”赤い・美味しい・大きい”が形容詞でした。

このように人や物事、つまり名詞を誰かに伝える時、それらを修飾する言葉、つまり形容詞を添えるのはとても自然なことですよね。

しかし、1つの名詞を修飾するのに1つの形容詞を使う時はいたって簡単ですが、2つ以上の形容詞を使いたい場合はどうでしょうか?

例えば名詞「リボン」を「太い」と「赤い」の2つの形容詞を使って修飾する場合。

日本語では「太くて赤いリボン/赤くて太いリボン」のどちらでも良いわけですが、いざ文章にしようとすると、どちらの形容詞を先にもってこようか少々考えてしまうこともあると思います。

それが英語だったらどうでしょう?

“a thick red ribbon”とすべきか?
“a red thick ribbon”とすべきか?
それともどちらでも良いのか??

外国語ゆえに語感が乏しい分、更に悩んでしまうことでしょう。

幸い英語では、日本語と異なり形容詞の順番に関するルールがある程度はっきりしているので、そのルールを知っていればそれほど心配はいりません。

そのルールの中身ですが、分かりやすく纏められている文法書「徹底例解ロイヤル英文法」(旺文社)を引用してご紹介しておきたいと思います。

1. all, both
2. 冠詞・代名形容詞 (the)
3. 数量形容詞 (two)
4. 主観的評価 (lovely)
5. 大小 (little)
6. 形状 (oval)
7. 性質・状態 (brilliant)
8. 新旧 (new)
9. 色彩 (purple)
10. 固有形容詞 (Chinese)
11. 物質形容詞 (wooden)
12. 形容詞用法の名詞 (jewel)
+名詞 (box)”

【例】
「その2つの美しい小さな卵型のきらきらした新品の紫色の中国の木製の宝石箱の両方」
= both the two lovely little oval brilliant new purple Chinese wooden jewel box

※ここに挙げた例は一般的な語順ですが、絶対的なルールというわけではありません
※実際これほど沢山の形容詞が並ぶことはありません

形容詞の分類が細かすぎてルールを丸暗記するのは難しいので、悩んだ時に参照できるようにしておくと良いでしょう。

先ほどの例を上記ルールに照らしてみると”thick”は6. 形状、”red”は9. 色彩ですから”a thick red ribbon”が一般的語順と判断できるという具合です。

今後ぜひ活用してください。

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