使える表現

ビジネスに役立つフレーズ-”We aren’t (completely) satisfied with…”

BBTオンラインのレッスンで使用している教材の中からビジネスに役立つフレーズをご紹介するシリーズ、今回のフレーズは”We aren’t (completely) satisfied with…”です。

実際どのように役立つのか、レッスンを受けている気分で一緒にみていきましょう。

“We aren’t (completely) satisfied with…”

意味:
「~に(完全には)満足していません」

役立つ場面:
他社から購入した商品やサービスの質に満足できない時、相手に苦情を伝える際に使えるフレーズです。

ポイント:
自社のビジネスを遂行するために他社から商品やサービスを購入することはよくあることです。そして、それらの商品やサービスに満足できないことも、残念ながら多々あると思います。

そのような事態が発生した時、相手の会社に苦情を伝えようとして
“Your product is bad.”
“Your service is terrible.”
のようにダイレクトな言い方をしてしまうと、こちらの不満はしっかりと伝わっても、あまりに直接的過ぎて失礼なため、後の対応が悪い方に変わってしまう可能性があります。

文句を言うための苦情ではなく、苦情を伝えて問題を解決してもらうのが一番の目的なのですから、あくまで友好な関係を維持するため、このような場面でもできるだけ丁寧な表現を使うことが理想的です。

そこで役立つのが今日のフレーズ
“We aren’t (completely) satisfied with…”
です。

最初に挙げた例文だと“Your product/service”が主語のため、「あなたの商品/サービスが悪い」 といった強い批判のニュアンスになりますが、“We aren’t satisfied”のように“We”を主語にして「私達は満足できないのです」という言い方にすれば、批判のニュアンスが弱まり丁寧な表現になる一方、不満の思いは明確に伝えられるので、最適なのです。

単純に“We aren’t satisfied”としても結構ですが、間に“completely”を挿入すると「(満足できる部分もあるが)完全には満足していない」と一部肯定の意味が加わるので、更に丁寧な表現となります。
(もちろん、満足できる部分が全くない場合には“completely”は不要です)

そして“with”の後には、満足できない点を具体的に説明します。

例えば、何かの「状態」に不満なのであれば“the condition of…”、「外観」に問題があるのならば“the appearance of…”といった具合です。

例)
We’re not satisfied with the condition of the chairs we purchased through your web store on July 10. I mean, most of the chairs have scratches on the surface.
(7月10日に御社のオンラインストアで購入した椅子の状態に満足していません。ほとんどの椅子の表面にキズがあります)

このように「なぜ満足していないのか」問題点を明確にすることによって、解決策の検討に繋げていくのです。

担当者の対応が悪く解決に至らないと感じる場合は、
“Could I speak to your manager?”
“I need to speak to your supervisor.”
のように「あなたの上司と話をしたいのですが」と言っても問題ないのは、日本語の環境でも英語の環境でも同じですので、覚えておくと良いでしょう。

いずれにしても、相手の会社の方針により、返金や交換などこちらの希望通りの対応が得られないこともあるかと思いますが、できるだけ納得のいく解決策が得られるよう、今日のフレーズを使って丁寧に、しかし毅然と対応することを心がけてください。

※今回のフレーズはマネジメントコースの事業系・レッスン8「品質に関する苦情を伝える」から引用

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