使える表現

“I’m not sure that’s what we need.”

BBTオンラインのレッスンで使用している教材の中からビジネスに役立つフレーズをご紹介するシリーズ、今回のフレーズは”I’m not sure that’s what we need.”です。

実際どのように役立つのか、レッスンを受けている気分で一緒にみていきましょう。

“I’m not sure that’s what we need.”

意味:
「(それは)我々には必要ないと思います」

役立つ場面:
ベンダーなどから提案された製品やサービスが不要だと思われる際、丁寧に断るために使えるフレーズです。

ポイント:
日本語の会話では、相手がベンダーであっても面と向かってはっきり断るのは”失礼”という感覚があるので、本当は断るつもりでも「検討します」・「上司と相談します」などと言って、その場での直接回答を避ける傾向があると思います。

これは、日本人同士であれば「遠まわしな”No”だな」と見当がついても、文化の違う外国人であれば文字通り「検討してくれるということはポジティブな回答だな」と受け取られる可能性が高く、コミュニケーションのずれを招き、お互いにとってストレスな状況を作り出すリスクがあります。

ですので、海外のベンダーを相手にしている時は、断る時は早めにはっきりと断るのがむしろ礼儀、と覚えておいた方が良いでしょう。

さて次にその断り方ですが、すぐに思いつくのは
“We don’t need that.”
“That’s not what we need.”
といったところと思います。

いずれも「(それは)我々には必要ありません」という意味ですので、表面的には問題ないのですが、あまりに直接的で強い否定のニュアンスが出るので、ビジネス相手に使うのは避けたいところです。

”英語圏ではYes/Noをはっきり言う”というイメージを持たれている方も多いと思いますが、相手も感情を持った人間ですから、提案したものを”No!”と真っ向から否定されて平気な人は実はそれほどいないのです。

そこで役立つのが今回のフレーズ”I’m not sure that’s what we need.”です。

“I’m not sure…”から始めることで、否定のニュアンスをやわらげることが出来るのです。

ここでは”not”の位置に要注意。

“I’m sure that’s not what we need.”では、やはり強めのニュアンスになってしまうからです。

“I don’t think that’s what we need.”も同じような場面で使えるフレーズです。

こちらも婉曲表現の”I think”を冒頭に入れているので、断りのニュアンスが弱められています。

更に、断った後にはその理由を伝えるようにすると良いでしょう。相手にとっては”No”が受け入れやすくなりますし、理由を知ることで次はこちらのニーズに合った提案をしてくれる可能性も高まります。

例)
A: We’re looking for a solution to help us manage our product delivery schedule.
B: We have a program that integrates everything from production to warehouse to clietns.
A: I’m not sure that’s what we need. We really just need to make sure our deliveries are sent on time.
B: I see.

相手の提案を断る時にはぜひ”I’m sure that’s not what we need.”をご活用ください。

※今回のフレーズはマネジメントコースの事業系・レッスン2「ベンダー管理」から引用

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