使える表現

【ビジネス英語】好印象を残す気遣いのフレーズ

BBTオンライン(BBTO)の教材から学べるエッセンスフレーズをお届けします。
※本内容は、メルマガ『3分 de ビジネス英会話』vol. 7(3月16日)でご紹介したものです。

【今週のPICKS】
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◆ ビジネスコース:レベル5-9 (1/2)◆
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【登場人物】
Patrick: 製薬会社の社員
Abbey: Patrickの上司の秘書

【シーン】
Patrickは社内の会議に向かっているが、電車の遅延で間に合いそうにない。
ボスに伝えようと電話をしたところ、秘書のAbbeyが応答した。
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では、早速会話を見てみましょう!

【会話】
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(Abbey)
Good morning! PharmaConn. This is Abbey speaking. How may I help you?

(Patrick)
Good morning, Abbey! This is Patrick.

(Abbey)
Oh! You’re on your way here for the teleconference, right?

(Patrick)
Yeah, but my train stopped for some reason. So, I’m trying to catch a cab now.
Could I speak to Ms. Obi?

(Abbey)
I’m afraid Ms. Obi is on another line. Can I take a message?

(Patrick)
Yes, please. Would you mind asking her to start the video conference without me?

(Abbey)
No problem.

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 TODAY’S PHRASES(今日のフレーズ) 
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今回は、相手への気遣いを表す表現を2つピックアップ!

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I’m afraid Ms. Obi is on another line.
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▼ I’m afraid ~.
「残念ながら~」

—-<TIPS>—————————–
“I’m afraid”は、「良くない知らせ」の前置きとして使われる
少しかしこまった表現です。単刀直入に “Ms. Obi is on abother line.”
とだけ言ってしまうと少し不躾な印象ですが、このような前置きの言葉を
ひと言添えられると、相手に好印象を与えられるはずです。

何に対しても、日本人は「すみません」と言いがちなので、
英語になれば、”I’m sorry”を使いがちになりますが、
必ずしも全ての場面で、”I’m sorry”が適しているわけではありませんので、注意しましょう。

“I’m sorry”は、自分のミスに対しての謝罪や、悲しさ・気の毒さを表現し、
“I’m afraid”では、相手に迷惑をかける恐れの意味合いを含みます。

そのため”I’m afraid”を、「お詫び」ではなく、
「恐れ入りますが・恐縮ですが」に近いニュアンスで用いると適切に使い分けられるでしょう。
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Would you mind asking her to start
the video conference without me?
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▼ Would you mind -ing?
「―してくださいますか?」

—-<TIPS>—————————–
直訳すると「~することをあなたは気にしますか」という意味合いです。
このような婉曲表現を用いて「やんわり」と伝えることで、
相手に対する気遣いを見せることができるでしょう。

なお、「いいですよ」と応じるときは”No, problem.”の他に、
「~することをあなたは気にします?」という問いかけに応じる形で、
以下のような答え方をすることができます。

No, I wouldn’t mind. (いいえ、気にしませんよ)
Of course not. (もちろん気にしませんよ)
No, not at all. (まったく気にしませんよ)

相手の依頼に応じられない場合は、 “I’m sorry, but I can’t.” など、
前置きをしたうえで、断りの言葉を述べましょう。

ちなみに、日本語で、相手の失敗を励ます時に「ドンマイ」と言いますが、
それを英語で”Don’t mind”と直訳して使うと、ネイティブには変な顔をされてしまいますので、ご注意ください。
“Never mind”(気にするな/心配するな)が「ドンマイ」と同じ意味で使われていますので、
ぜひ覚えておきましょう。

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▼日本語訳
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Abbey:おはようございます、PharmaConnです。
こちらはAbbeyです。ご用件を伺います。

Patrick:おはよう、Abbey。Patrickです。

Abbey:ああ、テレカンファレンスのために、こちらに向かっているのですよね?

Patrick:ええ。ですが、どういうわけか電車が止まってしまったんです。
だから今タクシーをつかまえようとしているんですが。Obiさんに
代わってもらえますか?

Abbey:あいにくObiさんは他の電話にでています。何か伝えておきましょうか?

Patrick:お願いします。私抜きでもビデオ会議を始めてもらえるか、
Obiさんに聞いてくださいますか?

Abbey:大丈夫ですよ。

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(本文はここまで)

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