使える表現

【ビジネス英語】好印象を残す気遣いのフレーズ(2)

BBTオンライン(BBTO)の教材から学べるエッセンスフレーズをお届けします。
※本内容は、メルマガ『3分 de ビジネス英会話』vol. 8(3月23日)でご紹介したものです。

【今週のPICKS】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ビジネスコース:レベル5-9 (2/2) ◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

___________________

【登場人物】
Patrick: 製薬会社の社員
Abbey: Patrickの上司の秘書

【シーン】
Patrickは社内の会議に向かっているが、電車の遅延で間に合いそうにない。
ボスに伝えようと電話をしたところ、秘書のAbbeyが応答した。
____________________

では、早速会話を見てみましょう!

【会話】
____________________

(Patrick)
Could I give you the password to join the teleconference?

(Abbey)
Hold on please, I’ll get a pen and paper.

(Patrick)
Sure.

(Abbey)
OK, I’m ready.

(Patrick)
It’s G88-E410-B33. Have you got that?

(Abbey)
Let me repeat that. It’s G88-E410-B33. Is that correct?

(Patrick)
Exactly.

(Abbey)
But it looks like Ms. Obi won’t finish soon. Is it all right if
I start the teleconference now? We don’t want our colleagues waiting, right?

(Patrick)
Yes, please. Thanks a lot, Abbey! See you in a bit!

(Abbey)
You’re very welcome, Patrick. Take it easy!

━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━
TODAY’S PHRASES(今日のフレーズ) 
━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━
今回は、相手への気遣いを表す表現を2つピックアップ!

****************************************
Could I give you the password
to join the teleconference?
****************************************
▼ Could I ~?
「~してもよろしいですか?」

—-<TIPS>—————————–
同様に許可を求める”Can I ~?”よりも丁寧な表現です。

英語では「遠まわしな表現」をすることで丁寧なニュアンスを出しますが、
“Can I ~?”よりも “Could I ~?”が丁寧である理由もそこにあります。

“could”は “can”の過去形ですが、「過去形」は、「今」から見て
「過去」という「距離がある時点」について述べるときに通常は使われます。

現在の話をする場合でも ”could”を使うことにより「時間的な距離感
(ここでは依頼に対しての「距離感」)」を示すことができ、そこから
「遠回しで丁寧な依頼」のニュアンスを表すことができます。

英語では、「遠回しな表現=距離感」という考え方があり、
これは日本語には、あまりみられないことなので、
ぜひ、覚えておくと良いかもしれません。
—————————————

****************************************
Have you got that?
****************************************
▼ Have you got that?
「わかりましたか?」

—-<TIPS>—————————–
説明したことが相手にしっかり伝わったか確認したいときに、
“Do you understand?”と言いがちではありませんか?

実はこのフレーズ、「あなたは理解できましたか」と、相手の理解力を
問うような聞き方をしているために、少しだけ「見下す」ような物言いに
聞こえてしまう可能性があり、使わないのが無難です。

そこでこのフレーズ、”Have you got that?”は相手の理解力を問わず、
「私が伝えたことを受け取られましたか?→わかりましたか?」という
聞き方をしているので、「上から目線だ」と受け取られるような心配はありません。

なお、”understand”を使って相手に確認する場合は
“Do you understand what I mean?” と表現しましょう。このフレーズは
「“私の意図したことは” 理解できましたか?」というニュアンスになり、
「相手の理解力」ではなく「私が言ったことへの理解」に焦点を当て、
失礼にならずに確認することができます。
—————————————

____________________

▼日本語訳
____________________

Patrick:電話会議に参加するためのパスワードを、
お伝えしておいてもよろしいですか?

Abbey:ちょっと待ってくださいね。ペンと紙を準備しますので。

Patrick:もちろん。

Abbey:はい、準備できました。

Patrick:G88-E410-B33です。わかりましたか?

Abbey:繰り返しますね。G88-E410-B33。合ってますか?

Patrick:そのとおりです。

Abbey:ですが、Obiさんはすぐには終わらない様子です。私が今から
電話会議を始めても差し支えないですか?同僚を待たせたくないですよね?

Patrick:ええ、お願いします。ありがとう、Abbey!またすぐあとで。

Abbey:どういたしまして、Patrick。それではまた。

____________________

(本文はここまで)

BBT GLOBALは100%オンラインで完結する2つの英語学習プログラム「実践ビジネス英語講座 PEGL[ペグル ]」、「BBT オンライン英会話」を提供します。
単なる英語習得で終わらない、世界を舞台にビジネスをするための「グローバルコミュニケーション力」が身につきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事