使える表現

【ビジネス英語】円滑に採用選考を進めるためのフレーズ

BBTオンライン英会話(BBTO)の教材から学べるエッセンスフレーズをお届けします。

【今週のPICKS】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ビジネスコース:レベル6-4 (2/2)◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

___________________

【登場人物】
Samantha: 製薬会社 本部長
Edger:製薬会社 人事部長

【シーン】
本部長のSamanthaと人事部長のEdgarは、
異文化コミュニケーション担当候補者の
応募書類に目を通している。

____________________

では、早速会話を見てみましょう!

【会話】
____________________

(Edgar)
Ah, Sho Tan is trilingual. He was born and raised in Japan,
but his father is a Chinese businessman who worked in China
and the US during Sho’s high school years.

(Samantha)
Where did he do his undergrad?

(Edgar)
He received his bachelor’s in Pre Law from Chou University
and then got his MBA at Cornell. He works for Smith,
Wong and Yagi, in Human Resources.

(Samantha)
What were your impressions from the interview?

(Edgar)
I felt he was quite personable yet professional.
He seems trustworthy, committed and a team player.

(Samantha)
I’m interested in Sho.
Schedule a second interview with him for next Tuesday.

(Edgar)
OK, sounds good.
____________________

<注>
※ trilingual:トリリンガル、三か国語話者
※ undergrad : 大学生 (undergraduateの略式)
※ personable:人柄がよい、愛想がよい
※ trustworthy:信用できる
※ committed:献身的な、熱心に取り組む

━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━
TODAY’S PHRASES(今日のフレーズ) 
━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━
今回は、人材を評価・選考する際に役立つフレーズを3つピックアップ!

****************************************
He works for Smith, Wong and Yagi, in Human Resources.
****************************************
▼ work for ~
「~で働いている・~に勤めている」

—-<TIPS>—————————–
勤め先について説明するときによく使われる表現です。

“work for”の後ろには「企業名」や「社長・上司の名前」などを
用いることができますが、後ろに企業名がくると「~で働いている・
~に勤めている」、社長などの名前がくると「~の下で働いている」
というような意味合いになります。

ところで、この”work for”ですが、同じように「~で働いている」
を意味する”work at”と何が違うのでしょうか?

“work at”は、同じく「~で働いている」を意味しますが、
その人が働いている「場所」に焦点が置かれ、
「勤務場所は~です」というようなニュアンスで用いられます。

一方、”work for”は焦点が「雇用関係」に置かれています。
“for”には「~に雇われて」「~に所属して」という意味がありますが、
同じ「働いている」という意味合いでも「~の従業員です」という
ニュアンスが含まれています。

上記のような違いはあるものの、「〇〇会社で働いています」
というときは、どちらを使っても問題なく伝わります。

(例)「ビジネス・ブレークスルーで働いています」
I work at Business Breakthrough Inc.
I work for Business Breakthrough Inc.

—————————————

****************************************
I felt he was quite personable yet professional.
****************************************
▼ I feel ~ yet・・・
「~であるが、それにも関わらず・・・だと感じる」

—-<TIPS>—————————–
“yet”は「それにも関わらず、けれども」などの意味合いで、
用いられますが、このフレーズのように、
2つの「対照的」な印象などを述べるときなどに使うことができます。

例えば、ある人から「A」と「B」という対照的な印象を受けたとして、
それを”I felt A yet B”(Aだけれど、それにも関わらずBだとも感じた)
と並べて述べ、その違いを際立たせることで、自分が受けた印象を、
聞き手に効果的に伝えることができます。

ちなみに、同じように逆接を表す単語の代表格としては”but”が
挙げられますが、”yet”は “but”と比較し「対比」の意味合いが
やや強く、また、少し使い方が異なります。

前述のように”A yet B.”という場合は、「Aであるにも関わらずBだ」
「Aであると同時にBである」というようなニュアンスで、
「対照的」な事柄を、付け加えるように述べることで対比をします。

一方、”but”を用いる場合は、「対立関係にある」あるいは「真逆」の
事柄について述べ、”A but B.” – 「AであるがBだ」「Aだ。しかしBだ」
というようなニュアンスで、その差異を強調することができます。

(例)
He is young yet mature. (彼は若いにも関わらず、しっかりしている)
He is poor, but he is happy. (彼は貧しいが、幸せだ)

なお、”He was quite personable yet professional.”と、”I feel”を
使わずに表現することもできますが、断定な物言いになってしまいますので、
個人的な感想を述べる場合は、「~だと感じる」を意味する”I feel”を
用いて表現したほうが、断定をさけ、やんわりと伝えることができます。
—————————————

****************************************
Schedule a second interview with him for next Tuesday.
****************************************
▼ schedule ~ for(日時・曜日)
「(日時・曜日)に~を予定する、~の予定を(日時・曜日)に入れる」

—-<TIPS>—————————–
ミーティングやイベントなどの予定を(日時・曜日)に入れる、
というときに使われるフレーズです。

ところで、こちらのフレーズですが、
「日時・曜日」の前に”for”が使われていますよね。

あまり知られていないかもしれませんが、前置詞 “for” も
時を表す前置詞として使われることがあり、「ある特定のタイミングや
時期に向けて」アクションをする際に、用いられます。

ちなみに、「(日時・曜日)に~が予定されている」というときは、
このフレーズを受動態の形にして表現することができます。

(例) My interview is scheduled for this afternoon.
[訳] 私の面接は今日の午後に予定されている。
—————————————

____________________

▼日本語訳
____________________

Edgar:ああ、Sho Tanはトリリンガルです。日本生まれ、
日本育ちですが、父親は中国人のビジネスマンで、彼の
高校時代には中国と米国で働いていました。

Samantha:大学はどこへ行ったのですか?

Edgar:Chao大学で法科大学院進学のための準備コースを
専攻したのちに、Cornell大学でMBAを取得しています。
彼はSmithと Wong and Yagiの人事で働いています。

Samantha:面接からの印象はどうでしたか?

Edgar:彼はなかなか人柄がよく、それにも関わらず
プロフェッショナルだと感じました。信頼でき、献身的で、
協調性があるように見えます。

Samantha:Shoに興味があります。
次の火曜日に、彼との二次面接を予定してください。

Edgar:いいですね、わかりました。


BBT GLOBALは100%オンラインで完結する2つの英語学習プログラム「実践ビジネス英語講座 PEGL[ペグル ]」、「BBT オンライン英会話」を提供します。
単なる英語習得で終わらない、世界を舞台にビジネスをするための「グローバルコミュニケーション力」が身につきます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事