10月31日は”ハロウィン”の日。

今週末は仮装パーティーや仮装行列に参加するという方も多いかもしれませんね。

さてそのハロウィンに関連し、先日のブログでは「フィリピンでは”UNDAS”と呼ばれ、数日間に渡り独自の祝い方をしているんですよ」と、Gelo講師による”UNDAS”紹介記事（英文）を掲載しました。

その記事が好評だったため、今日はその記事を日本語訳してご紹介したいと思います。

日本人の感覚からするとちょっと考えられないお祝いの仕方とは！？

ぜひフィリピン文化に触れてみてください。

UNDAS

By: Gelo Abalos

西洋では、ハロウィンは10月31日の夜にお祝いします。その日は、聖人や殉教者を含む、亡くなった方々を偲ぶための日です。また、人々が素敵な衣装を身にまとい、パーティーに出かける日でもあります。

しかしフィリピンでは、ハロウィンの事情は西洋とはだいぶ異なります。フィリピン人は家族志向が強いので、その表れです。

フィリピンでは、ハロウィンは”UNDAS”として知られており、11月1日と2日にお祝いします。人々は準備としてその数日前までに親族が眠る墓を綺麗にしておきます。

厳密には11月1日は「万聖節／諸聖人の日（All Saint’s Day）」、11月2日は「死者の記念日（All Souls’ Day）」と分かれているのですが、その2日間をまとめて”UNDAS”と呼んでいます。

一般的には”UNDAS”の2日間にお墓参りをするのですが、祝日で大勢の人が一斉に帰省するため、渋滞や混雑を避けて10月30日頃からお墓参りを始める人もいます。

この時期、大抵のフィリピン人は、遠く離れていても故郷を訪れ、家族との再会を楽しむのです。

どのように楽しむかと言うと、墓地に家族や親戚と集まって、陽気にお祝いします（！）。

大量の食べ物や花やロウソクをお墓に持ち込んで、みんなで一緒にお祈りします。寝袋を持参して、墓地で一夜を明かす人も珍しくありません。

楽しくエキサイティングな時間ではありますが、”お墓である”ということは決して忘れません。アルコール・トランプ・音を出すような機器は一切持ち込みを禁止されています。

また、この時期は商売を行うにもうってつけです。フィリピン人は商売気質が強いので、この機会にお金を稼ごうとする人は多いですが、それもまた家族のためです。

道路には花屋・ロウソク屋・食べ物屋やその他様々な店が並びます。それもフィリピン特有の古くからの伝統です。

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